1月に、旬の油として荏胡麻油を紹介しましたが、この季節にはもう一つ旬を迎える油があります。
それはツバキ油。
椿の花は冬のイメージですよね。
品種にもよりますが、多くのものは11月頃から花を咲かせ、3月には緑色の小さな実をつけ始めます。
その実は春〜夏とかけてゆっくりと熟成していき、10月頃には実がパカッと割れ、その中にある黒い種を搾ってツバキ油が出来上がります。
畑で栽培するナタネやヒマワリのように、時期が来れば一気に収穫というわけではなく、毎日落ちてくる種を拾い集めて乾燥させてからようやく搾り始められるので、油が出来上がるのは冬なのです。
2019年2月19日