菜種梅雨という言葉をご存じでしょうか?

3月下旬から4月上旬、つまり菜の花が咲く時期に続く長雨のことを指します。
ここ数日西粟倉はよく雨が降るので、まさに菜種梅雨だなあと感じるのですが、しかしそれを言うなら「菜花梅雨」ではないのだろうかと。
菜種が収穫できるようになるのは6月以降なので、まだ「菜種」の季節ではないな、と油屋は思います。

菜の花を詠んだ歌もたくさんあるようで、昔も今も、冬の終わりを告げる明るく黄色い花に心奪われるんだなと、新元号「令和」が万葉集から抜粋というのを聞いて徒然に思ったのでした。

2019年4月01日